「何のため?誰のため?」

本日5/18は、ロイヤルセラピスト協会の実技試験をジャッジする試験官による、ブラッシュアップセミナーがオンライン限定で開催されました。総勢70名を超えるご参加、ありがとうございました。

ブラッシュアップセミナーは、RTA各科目の実力アップ、特に、コミュニケーション力向上を目的に開催されます。RTAの全ての講座は、ベースにコミュニケーションというものが存在します。

おくるみタッチケア、ベビーマッサージ、ファーストサイン、ファーストトークなど、全の講座は単に「手順」を覚えるための講座ではありません。「手順」を覚えることが目的であれば通信講座でもできます。RTAの講座は、手段としてオンラインを使うことはあるにせよ、コミュニケーションがその根底にあります。そして、「資格を取得したら講師を目指そう!」という大きな特徴がRTAにはあります。

「教えることは二度学ぶこと」と標榜されるように、ご自身の実力をさらに高めるためには、人に教える体験がものすごく有効になります。人に「もの」を伝えるプロセスで、コミュニケーション力がものすごく試されますし、ご自身の鍛錬にもなるのです。そしてコミュニケーション力そのものが、実は資格取得後の収入にも直結するのです。

さて、本日メイン講師の神村試験官の「口癖?」

「何のため?誰のため?」

RTAには実技のテキストがあり試験があります。受講した方が「試験に合格したい!」または講師が「受講生を合格させたい」と思うことは、至極当たり前ののことですが、その思いが強いと、「合格するための手技」というちょっとした罠に陥ることがあります。

受講生からの質問に
「これはダメですか?」
「これはOKですか?」
などというものが多くあるかと思いますが、
その時に、それは…

「何のため?誰のため?」

と、改めて質問者に考えてもらうと、自ずと答えはわかったりしませんか?

  • 何のために、おくるみタッチケアを行うのか?
  • 誰のために、おくるみタッチケアを行うのか?

そこを改めて考えてみましょう?

受講生さんから質問を受けた時、「あなたならどう考える?」「あなたならどうする?」と逆に質問を投げかけてみましょう。そうすると、質問者自らが、答えを自分で導き出すことができたりします。そんな時

「な〜んだわかっているじゃない!」

と、一言言ってあげると、受講生の自信にもつながったりします。

目指すは、コミュニケーション力の向上!

これは、RTAの仕事だけではなく全ての仕事に通じることでしょう。

RTAの姉妹団体MPAで「ソンシ」と称されるsonさんは、やはりRTAでもブレていないのでした…